診療案内

わんちゃんに多い歯周病の原因として歯石の付着が挙げられます。一度歯石が付いてしまうと歯ブラシでは取れません。

全身麻酔下でのスケーリングが必要となります。
スケーリングの頻度は、歯石付着の程度によりますが、年に一度のスケーリングが推奨されています。

 

~ 歯科処置の流れ ~

1️⃣ 術前検査
治療を行うには全身麻酔が必要です。
より安全に実施できるように血液検査・胸部レントゲン検査を行います。(年齢、体調を考慮しその他の検査が必要な場合があります。)
術前・術後はICU(酸素濃度/湿度/温度が完全にコントロールできます)で管理し、酸素化や点滴を行います。

点滴:循環をよくし麻酔をかけた時に血圧が下がりすぎたり、腎臓など重要な臓器で血流が低下してしまうのを防ぎます。
酸素化:手術中は気管チューブを挿管し酸素を肺に直接送りますが、麻酔導入時に酸欠を起こすことが無いよう酸素室に入ってもらいあらかじめ体に十分な酸素を流しておきます。

     

2️⃣全身麻酔下での歯科レントゲン

無麻酔では口の中の検査は難しい為、麻酔をかけてから口腔内のレントゲンを撮影し歯根部の状態を確認します。これにより抜歯が必要か温存できるかを決定します。

 

 (歯の根っこ顎の骨もしっかりしている)

 (歯の周囲が黒く抜けて顎の骨が溶けている)

 

3️⃣プローブ検査

このような器具を使い、1本1本歯周ポケットの深さを測定します。(正常3㎜以下)

 

 

 

 

 

4️⃣スケーリング

超音波スケーラーとハンドスケーラーを使い歯の表面に付いた歯石を除去します。   

    

                 

              

 

 

5️⃣歯周ポケットのケア  (ルートプレーニング・キュレッタージ)       

歯と歯肉の隙間に入り込んだ歯石や汚れセメント質などを除去します。

   

               

       

   

 

6️⃣ 歯面の研磨(ポリッシング)
小さな傷が歯の表面に付着していてそのままにしておくと歯石が溜まりやすくなるので歯の表面をなめらかにする為に研磨を行います。

   

歯周病の予防に最も重要なのは、おうちでのデンタルケアです。
治療を行った後も放っておくとすぐに新たな歯石・歯垢が溜まってしまいます。
まずはお口を触ることから慣らしていき、歯ブラシを使ったケアが出来るようにしましょう。

 

処置前

 

 

処置後

 

2021年3月10日更新